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第55回 KURA 総菜&ギャラリー

フォトライター 八木洋行

会員の大村方子さんは、自宅の蔵を改装して、方子さんの驚きと喜びを受け取ったときの心象が伝わってくる、黄瀬戸のお歯黒壺や藍染の古布、インク壺、竹久夢二の絵を表紙に使う楽譜、子供の茶碗、背守りなどなど、生活用品の膨大なコレクションを選別展示している。
その一部を割いて、平成29年には「大正ロマンと女性の手仕事 大正~昭和のくらしとデザイン」と題し、清水のフェルケール博物館で企画展示会をやった。

蔵は2棟が連結されてあり、北側の蔵で惣菜の販売と食事もできる「KURA」をオープンされた。
今年の7月で丸3年目に入ったと聞き及び、さっそく出かけることにした。

食事は予約制ということで、「11時30分ごろにうかがいます」と電話。
ところが、「もう少し早くならないかしら」と方子さん。
そこで、11時10分に到着。ところが、すでに惣菜は半分も残っていなかった。
11時に開店するのだが、「すぐ売り切れる」という評判で、開店前から人が並ぶのだという。

惣菜はご子息のお嫁さんの綾さんと、天野由希子さんの手作り。
2人はJA静岡の女性部に所属。そう、大村家は江戸時代以来の豪農で広い田畑を持つ。
その畑で採れた野菜を中心に、野菜系惣菜を6~7種類、肉系惣菜を6種類ほど作り販売している。

食事は並べられた惣菜から、好きなものを皿に取るという。
慌てて蓮根のひき肉挟み揚げ、塩麹和えの鶏のから揚げ、季節野菜の肉巻きをチョイス。
それにゴーヤとズッキーニのサラダ、ピクルス、ジャガイモのジェノベーゼソース和えも皿に盛り、ゴボウの混ぜご飯のおにぎり1個確保。
さあ、さっそく頂くことにする。まずジャガイモだ、バジルの香りとほっこり感が口中に広がる。
蓮根のはさみ揚げの食感もいいぞ。どれも美味いー。

食事の後、大村コレクションを拝見。
南側の蔵に入ると、紙芝居がやって来た路地で、仲間たちと遊び惚けていた頃の思い出がこみ上げてきた。

この日、惣菜チョイスのランチにコーヒー(250円)をつけて、1,050円也。

KURA

住 所:静岡市駿河区大谷1-7-14
電 話:054-237-2067
時 間:11時~16時
営 業:火・水・木・金(祝日以外)